くだらないけど素敵な毎日 * あすかの徒然日記
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「顔に降りかかる雨」

読んだ。読まされた。
ひさしぶりに途中でとめられない本だった

話としておもしろかったんだけど
それ以上に文章にひきこまれた本だった

もちろん設定もよかった
村野ミロも、成瀬もいいし、急にくる怖い筋の男たちも、脇役の設定もよくて
時間の経過も、事件も、みつかっていく手がかりも、繋がりも、
いっきに進んでいくところもいいし
最後まで行って入り組んだ部分がわかるところも真相も、その裏の崩壊も
全部あきさせなくって良かった

でもやっぱそれ以上に、文章力がすごかったそれに尽きる。

村野ミロシリーズ全然しらなくって
ダークだけ読んで先に読んじゃって、??だったのはもったいなかった…

桐野さんの本は
なにかしらの理解を超えた価値基準を持ったおそろしく強い本というイメージがあって
「東京島」で圧巻やったけど、こんなもんじゃないのかも

短編しか読んでなかったのはとりあえず意味がなかった
次からは長編を読もう!読み終わったらちょっとつかれるけど読もう!

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「ぬるい眠り」

読み返してみた!
まったく記憶になかったよ

プルキニエ現象の話と、中華をたくさん食べる話だけは覚えていて
どこで読んだのかなって探していたけど この本だったみたい、

主人公の人が21歳〜30歳くらいだったりするけど
この人の気持ちがぜんぜんわからないです

なぜ誰かといてもこんなに1人でいないといけないのか。
もててるのに!恋人も友達も旦那も浮気相手もいたりするのに。
この気持ちはずっとわからないままでいたいです。

絵國香織は
ぬるい眠り以前くらいからと、これ以降くらいで
作風がぜんぜんかわっているけど
前のほうが理解できる

何があったんだろうなぁー
いつか読み返して腑に落ちる日がきたら嫌やなぁ

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「とかげ」
評価:
吉本 ばなな
新潮社
¥ 380
(1996-05)

はじめて読んだ 吉本ばななの本
中学校のときにすきな塾の先生がおすすめしてたわりと思い出の本で
吉本ばななの本としては一番読み返しています。

1つ1つの話で言ったら、「夜と夜の旅人」とか「ハートラック」とか
「マリカの長い夜」とか、また別になるんだけど

作者が若い時に書かれた、人の救いについての本

あとがきいわく、時間、癒し、宿命、運命 についてそれぞれ書いてあるそうで
「血と水」の、オブジェに対する昭の、その瞬間のその言葉による救いとか
「キムチの夢」の、電話によって目の前が晴れていくかんじとか
「らせん」の爆破を見て、その美しさの一瞬を一生忘れないとか
短編1つ1つは弱いけど全部が共通のテーマでいろんな形でその瞬間を切り取ってる

らせんで言うと
「二人の今までのこと、全部忘れちゃうかもしれないね。」
「千年分全部?」

とかげで言うと
「でもいいわ。」「地獄のほうが、患者さん多そうだから。」

血と水で言うと
「何度手放しても、またいくらでも作れるから。作ってあげるよ。」

救いって簡単なものじゃなくって
ちょっとずつの組み合わせとか時間とか人間のかんじとか そういうもので生きてるんだなぁ
って思いますよー

ちょっと真面目 ってかなんだそれってかんじだけど

合理的に生きたい、合理的に生きている人が羨ましいって思うけど
やっぱり私は合理的の外にある余剰とかがすきです

やぱ心理学and文学に興味があった人間なだけあるなぁ

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「ニキの屈辱」
評価:
山崎 ナオコーラ
河出書房新社
¥ 1,365
(2011-08-05)

山崎ナオコーラ

まだまだ、すごく優れてる小説とはいえなくって
なんか内容が薄いっていう印象になるかもしれないけど
その薄さ=関係の薄さ というかんじで(それは狙っているのだと思うし)
私は毎回毎回いいなぁと思います

ニキの奔放なわけのわからないかんじが
自分に似すぎてて、…だった
この気持ちとか、なんでこんなわけわからない不安定な行動するのか
よくわかる、っていうか、わからないけど私も多分こんな行動してしまう 意味もなく。
そんで、うちひしがれている時にカガミくんにあっさりフラれるねん

ニキの屈辱、っていう変なタイトルだけど
この本はニキの屈辱、以外のタイトルはそぐわないという気がしました。

ニキみたいにならんようにしよう、

山崎ナオコーラにはこのテーマで、ずっと本を書き続けてほしい、
そして 自分はこういうことにすごく興味がある たぶん



それで、
その後に「夏の入り口 模様の出口」 川上未映子 よんでます
エッセイ(っていう単純にくくれない、 おもしろい切り口の短い文章)

びりびりくるような本
世界が立ってくるというか、
見落としていた色々 それについての考察(を自分に強いる)


山崎ナオコーラと川上未映子は 逆方向で でもどっちもおもしろい

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「夏と冬の奏鳴曲」

夏と冬の奏鳴曲

これで麻耶さんの本は出てる分はあらかた読んだので
もうこの人については書かないことにしようと思います しばらく

そのなかでも一番の問題作、
全然手に入らなさすぎて読むのが最後になってしまった
(本当は「痾」も読んでないけど、あんまり…らしいし、もうしばらくはいいや)

雑誌の取材で、真宮和音という女優に魅せられた6人の同窓会に同行し
孤島に行くことになった烏有と桐璃
真夏に雪が降る日、そこで首なし死体が発見される

っていう、ザ・本格ってかんじのあらすじなんだけど
もうあらすじはあんまり意味をなしてない
いろいろと衝撃が強すぎて。

どこまでが明らかになったのかもよく覚えてないです
(雪密室、解決されたっけ?)
(私は証言が嘘って思ってたけど、書いてあったかどうかもわからん)
(真鍋夫妻は?)(もう1人はどこにいたの?)(キュビズムの意義?)

解決なんて自分ですればいいじゃん
っていうのが麻耶さんの本で結構よくあるスタンスで(多分)
一番おもしろいと思う部分

夏に雪が降ったり、建物が歪んだ作りだったり、地震が起きたりするのが
もう意識を向けるほど不自然でもなんでもなくなってくる

途中、青春ドラマみたいなストーリーになって、(笑)ってかんじだっただけに
本編最後の一行で、あ!ってなって
さらにエピローグの探偵のひとことから、あ!?
って すごかったです。いろんな意味で。

ほとんど黒だったオセロが、最後の一つを置いた途端に
一気に全部白になる、ような かんじ
や、むしろ最後を置いた途端に、オセロ自体崩壊する、みたいな?

何も思わない人には、ただ意味不明なすごく暗いファンタジーな小説で
何か思う人にとっては、推理小説になるっていう

すごいなぁ
誰かに勧めようとはあんまり思わないけど
読み終わった後で、すでに読んでる人としゃべりたくなる

誰か読んでる人まわりにいないかなぁーいないだろうなぁー



その流れで「流星の絆」 東野圭吾 を読んで
なんかーもう素直に読めなくなってしまった、

犯人は本当にこの人ー、まだ裏があるんじゃ?とか、
主人公の動きは全部想定内のミスリード?とか、

罠にかける部分は、明らかにもっと簡単な手があったような気がしてしまうし…
最後うまくまるくまとまったなぁーとは思ったけど、

っていうなんか変な影響がでてます、

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